Our Future

阪急阪神百貨店の
これから

代表取締役社長 山口 俊比古

TOP interview

創業からの変わらぬ精神で、
百貨店の新しいかたちに挑む。

お客様の自己実現を支援する、
コミュニケーションリテイラーへ。

阪急阪神百貨店は、創業者・小林一三の「沿線に住まう方々の暮らしを楽しく豊かにする」という精神を脈々と受け継ぎ、時代に合わせて進化を続けてまいりました。

商品や情報も溢れる現在、私たちが目指すのは、「コミュニケーションリテイラー」という新しいビジネスモデルです。お客様がこれから求めているのは、「こうありたい」「こんな暮らしを送りたい」といった自己実現です。それは商品を購入するだけで叶うものではありません。だからこそ、商品を販売することをゴールではなくスタートと捉え、お客様と長く信頼関係を築き、理想とするライフスタイルの実現を共に目指すパートナーでありたいと考えています。加えてオンラインとオフラインを融合させることにより、いつでもどこでもお客様に寄り添う新しい百貨店のかたちを実現することで、「お客様の暮らしを楽しく、心を豊かに、未来を元気にする楽しさNo.1百貨店」を目指します。

「働く」ということの本質的な意味

私は、百貨店の輝きに憧れて、1986年に阪急百貨店に入社。入社後は、紳士ファッションの店頭営業部門を担当。自分に与えられた仕事に対して、常に自分ゴト化し、責任を持ち愚直に取り組み続けました。
今になって振り返ると、決して順調なキャリアを歩んできたわけではなく、加えていくつかの大変タフな経験が糧となり、「何を目指して働くのか。誰のために働くのか。働くことの喜びとは何か」という現在の私の「働く」ということの本質的な考え方のベースとなりました。
お客様や社会にとってお役に立ち、喜んでいただくことを目指す。その実現に向け、働く仲間と目標を同じにし、共に汗をかき、助け合う。その結果として、お客様が喜び、自らが成長し、仲間との成長を通して会社の成長へとつながるということに気づけたのです。

学生の方々へのメッセージ

阪急阪神百貨店が目指すことは、笑顔とありがとうが溢れ、豊かな心を持ち、楽しく彩りある暮らしを過ごすお客様が増える社会を創り上げることで、社員が成長し、会社も成長する。お客様・社員・会社が共に輝く未来を創造することです。その実現に向け、「コミュニケーションリテイラー」として全社レベルで様々な取り組みを行っています。
当社が求める人材は、まずは、お客様の声に耳を傾け、興味や関心ごと、課題に気づき共感し、実現に向けて自ら考え行動し、周囲に働きかけ協力し合い課題を解決する力を持った人たちです。

それらを通じて、お客様と共に成長する喜びを感じられる人であってほしい。そしてさらに、自らの視野を広げて未来を切り拓く構想力と、それを実行する行動力を持つことを期待しています。
とはいえ、みなさんにはまだ経験がありません。しかしながら、それが大きな強みとなります。固定観念にとらわれない柔軟な発想で、これからの百貨店を描いてください。お客様や仲間と共に成長し、百貨店の新しいかたちを一緒に創り上げていきましょう。